高配当戦略を実現できる?ETF(2)VYM
経済的自由太郎です。
株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらすに載っている市場平均に勝つ方法の一つとして、高配当戦略があります。
銘柄分析などを行わないといけないので、個別株で実践するのは大変だと思います。
そこで今回は高配当戦略を実現できるHDVとは別の米国ETF「VYM」について紹介します。
VYMはバンガードという運用会社の商品です。VOOと同じ会社ですね。
正式名称は「バンガード・米国高配当株式 ETF」です。
ベンチマーク
FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス
→米国株式市場の、高い配当利回りの銘柄で構成される商品です。
※ベンチマークとは目指す指標のことです
ファンド純資産額
229.3億米ドル 2019/3/31 現在
HDVよりは人気です。
※値が大きければ、大きいほど投資家から購入されている
設定日
2006年11月10日
リーマンショック前に設定されたETFです。
経費率
0.06%
激安です。先日0.08%→0.06%に改定されました。
積立シミュレーション
初期に持っていた金額が1ドルで、2007年1月から2019年4月まで(1ドル110円として、)毎月455ドル=約5万円積み立てた時、
資産額がどうなるかのバックテスト結果が下図です。
VYMで投資した場合、139,925ドル=約1,539万円まで増えます。
IVVで投資した場合、148,366ドル=約1,632万円まで増えます(VOOだと設定日が若いので、ほぼ同等ETFのIVVで比較)。
ただ単に現金を積み立てていた場合は、約741万円です。
S&P500指数に連動したIVVに現時点の最終リターンでは劣後していますね。
特にここ最近差がつけられています。
ただし、ちょこちょこIVVのリターンに勝っている時がありますね。
年率平均リターンとリスクとベータ値
リスクは標準偏差のこと、ベータ値とは市場平均との相関係数のことです。
ベータ値=1が市場と全く同じ値動き、0が全く相関がない、-側が逆相関です。
VYMはリスクが多少低いですが、ベータ値は市場平均とあまり変わらないです。
ちょっとディフェンシブとは言えないですね。
分配利回り
3.07%
今株価が堅調なため、分配利回りが低くなってきています。
HDVより低いですね。
構成比率トップ10と銘柄数
聞いたことある企業ばかりです。HDVとは8銘柄かぶっています。
銘柄数は418です。かなり多いです。これではS&P500とかなり似たような感じになるのでは・・・?
セクター比率
金融・消費財・ヘルスケアが多いですね。
まとめ
今度比較しますが、シーゲル流とは少し違うイメージがあります。
私も一番初めに投資したのはVOOとVYMでしたが、現在VYMの積立はしておりません。
高配当をうたっていますが、市場平均にかなりよったETFでシーゲル教授の高配当戦略が実現できるかは少し微妙かもしれませんね。
がんばっていきましょう。
ポチしてもらえると非常に励みになります。 よろしくお願いします。