配当金生活に絶対入れたい米国債券市場に投資できるETF!BNDのチャートや配当金推移などの紹介。
経済的自由太郎です。
「BNDは安定した値動きだというけど実際のチャートはどうなんだろう?」
「配当の推移も安定しているのかな?」
「債券もポートフォリオの一部に入れておきたいな、何にしたらいいかな?」
そんな方々のために今回はBNDの紹介をしていきたいと思います。
- ベンチマーク
- ファンド純資産額
- 設定日
- 経費率
- 株価チャート
- 積立シミュレーション
- 年率平均リターンとリスクとベータ値
- 分配利回り
- 1株あたりの分配(配当)金推移
- 発行体別構成比率
- 残存期間別構成比率
- 格付別構成比率
- まとめ
BNDはバンガードという運用会社の商品です。VOOやVYMと同じ会社ですね。
正式名称は「バンガード・米国トータル債券市場ETF」です。
ベンチマーク
ブルームバーグ・バークレイズ米国総合浮動調整インデックス
→米国の投資適格債券市場を網羅するインデックスです。
※ベンチマークとは目指す指標のことです
ファンド純資産額
381億米ドル 2019/4/30現在
そこそこです。
※値が大きければ、大きいほど投資家から購入されている
設定日
2007年4月3日
リーマンショック直前からの商品です。
経費率
0.04%
VTIやVOOよりほんの少し高いですが、激安です。
株価チャート
上がBND(緑)だけのチャート、下がBND(ピンク)とIVV(緑)を比較したチャートです。
細かく見るとリーマンショック付近で少し株価が下がっていますが、IVVとの比較で見ると、全期間値動きが少ないです。
これがBND最大の魅力ですね。
資産額さえあれば、非常に安定した配当金生活を送れます。
積立シミュレーション
初期に持っていた金額が1ドルで、2008年1月から2019年4月まで
(1ドル110円として、)毎月455ドル=約5万円積み立てた時、
資産額がどうなるかのバックテスト結果が下図です。
BNDで投資した場合、72,830ドル=約801万円まで増えます。
IVVで投資した場合、134,448ドル=約1,479万円まで増えます。(VOOより設定日が長いのでIVVで比較)
ただ単に現金を積み立てていた場合は、約691万円です。
値動きが少ないので、配当金再投資による資産増加がBNDの特徴です。
さすがに現金積立よりは増やせますが、BNDだけで大きく増やすことは難しいと言えるでしょう。
この程度の差なんだとしたら、資産を増やす段階では、現金でいいのかもしれません。
配当金目当ての人が買うディフェンシブなETFと言えるでしょう。
年率平均リターンとリスクとベータ値
リスクは標準偏差のこと、ベータ値とは市場平均との相関係数のことです。
ベータ値=1が株式市場と全く同じ値動き、0が全く相関がない、-側が逆相関です。
値動きのなさを数値化すると上の表になります。
特にベータ値がほぼ0と米国株式市場と全く相関がないので、分散効果としては非常にあると言えるでしょう。
分配利回り
2.81%
比較的高いです。
ちなみに毎月分配です。
配当金生活には嬉しいですね。
1株あたりの分配(配当)金推移
配当金の支払いは2009年6月からなので、2010年4月からの配当推移を見ていきます。
トレンド線をひくと右肩下がりに見えますが、実際は2013年からほとんど横ばいが事実です。
発行体別構成比率
国債と政府お墨付きで約62%。
安定している証拠の1つです。
残存期間別構成比率
10年以下で82%とほぼ短期・中期の構成となっております。
これも安定している証拠の1つです。
格付別構成比率
債券は信用度を格付けされています。
要するに途中で債券が無価値になる確率を格付けされていると思ってください。
基本的には信用度が高いと利回りが低く、信用度が低いと利回りが高い傾向があります。
米国政府が一番信用度が高く、順番にBaa未満に信用度が低くなっていきます。
信用度が高いもので、構成されているのがわかります。
まとめ
経済的自由太郎の主観では、資産を増やす目的でBNDを入れるのは微妙なのかなと考え始めました。
ポートフォリオのリスクを減らしたいだけの人にとっては、現金で調整すればいいです。
ただし、少しでも増やしたい人にとってはその限りではありませんので、BNDを入れてください。
経済的自由太郎としてはBNDの使い方は配当金を安定してもらう場合に使うのがいいと思います。
がんばっていきましょう。
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