QQQはナスダック100指数に連動したETF|株価チャートなどの紹介
2017年から投資をしている30代の経済的自由太郎(@KRHBm9tMvIlF6He)です。
(経済的自由太郎のプロフィールはこちら)
「IoTに向けて情報関連の集合体ETFはないかな?」
「QQQの構成銘柄はどうなっているのか?」
「株価はどのような推移を辿ってきたのか?」
そんな方々のために今回はナスダック100指数に連動したETFであるQQQの紹介をしていきたいと思います。
- 1.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」のベンチマーク・ファンド純資産額・設定日・経費率
- 2.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の株価チャート
- 3.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の積立シミュレーション
- 4.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の年率平均リターンとリスクとベータ値
- 5.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の分配利回りと1株あたりの分配(配当)金推移
- 6.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の構成比率トップ10と銘柄数・セクター比率
- 7.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」のまとめ
QQQはパワーシェアーズという運用会社の商品です。
正式名称は「パワーシェアーズ 100 トラスト・シリーズ1」です。
1.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」のベンチマーク・ファンド純資産額・設定日・経費率
・ベンチマーク:NASDAQ100種
→ナスダック市場に上場している非金融株100種類に連動した指数です。
ナスダックはアメリカにある世界最大の新興企業向け株式市場です。
そのため、成長株が多いと言われています。
※ベンチマークとは目指す指標のことです
・ファンド純資産額:829億米ドル 2019/11/29現在
S&P500指数に比べれば、少ないですが、かなり大きい純資産額です。
ITへの期待から大きくなっているのでしょう。
※値が大きければ、大きいほど投資家から購入されている
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・設定日:1999年3月10日
ITバブル崩壊前からの商品です。
「VOO」はおろか「IVV」よりも古いETFで、過去データが多いのはとてもいいことです。
・経費率:0.20%
米国ETFにしては比較的高めです。
これだけのファンド純資産額があるので、少し値下げしてくれると助かるのですが・・・
ちなみに日本の投資信託の安い部類に入る商品と同等程度です。
最近は信託報酬が下がってきているので、最安とはとても言えません。
いい時代がきたものです。
2.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の株価チャート
上がQQQだけのチャート、下がQQQ(ピンク)とSPY(緑)を比較したチャートです。
ITバブルの際に大きく値上がりし、崩壊した後しばらくS&P500に劣後していますし、ITバブルの際の最高値を超えるのに15-16年かかっています。
ITは暴落するというのはこのチャートを見ると証明されていますね。
ただし、リーマンショックを経た先は調子がよく、S&P500を大きく突き放しています。
また、PERが22.66(2019/9/30時点)と割高ではありますが、バブルとはいかないため、今後も値上がりが期待されるETFですね。
今後来るIoT時代に「VGT」と共に期待されるETFです。
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3.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の積立シミュレーション
初期に持っていた金額が1ドルで、2000年1月から2019年4月まで
(1ドル110円として、)毎月455ドル=約5万円積み立てた時、
資産額がどうなるかのバックテスト結果が下図です。
QQQで投資した場合、422,307ドル=約4,645万円(!)まで増えます。
SPYで投資した場合、281,203ドル=約3,093万円まで増えます。(VOOより設定日が長いのでSPYで比較)
ただ単に現金を積み立てていた場合は、約1,161万円です。
最終はQQQがSPYを圧倒し約1.5倍、現金の4倍という凄まじいリターンを叩き出しています。
ただし、このリターンを叩き出すのはITバブル崩壊・リーマンショック時の低リターン時期に淡々と買い増しできた人だけです。
大抵の人がこの二大暴落で市場退場している可能性が高いと思います。
機械的に淡々と買い増すのは非常に難しいが、確実なリターンをもたらす事ができます。
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4.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の年率平均リターンとリスクとベータ値
リスクは標準偏差のこと、ベータ値とは市場平均との相関係数のことです。
ベータ値=1が株式市場と全く同じ値動き、0が全く相関がない、-側が逆相関です。
ITバブル崩壊とリーマンショックの2大暴落を含む期間なので、リターンが低いです。
見ておいたほうがいいのはリスクですね。
結構高いです。
ここでのリスクは標準偏差なので、約-67%〜+76%の間に99.7%の確率で起こるというまさにハイリスク・ハイリターンな商品と言えるでしょう。
ベータ値は少し低めなので、米国市場平均との分散効果は少しはあると思います。
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5.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の分配利回りと1株あたりの分配(配当)金推移
・分配利回り
0.79%
分配利回りは低いです。
キャピタルゲイン(値上がり益)を狙う商品ですね。
分配が出るとリターンを押し下げますから、資産形成をする上ではいい商品だと思います。
なお、NISAではキャピタルゲインに税金がかからないので、非常に相性がいいのではないかと考えます。
ちなみに年4回の配当です。
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・1株あたりの分配(配当)金推移
分配(配当)利回り自体が低いですが、右肩上がりです。
長期的には株価も右肩上がりになる事が想定されるので、配当金も右肩上がりになる事が想定されます。
6.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」の構成比率トップ10と銘柄数・セクター比率
・構成比率トップ10と銘柄数
IT系の企業ばかりですね。
構成銘柄数は103です。
・セクター比率
情報技術とコミュニケーションサービスだけで65%以上とかなり偏っていますね。
VOOなどのS&P500指数と組み合わせる場合には、セクター比率の偏りも気にしたいところです。
7.ナスダック100指数連動ETF「QQQ」のまとめ
オススメ度:★★★☆☆
今後IoT時代がくることは確定ですから、有望なETFだと思います。
PER的にもバブルではなさそうですが、今後もこれだけのリターンを得られるかはわかりません。
シーゲル教授の研究でも情報技術はS&P500より少しではありますが、高いリターンを得ていますから、投資の価値はあると思います。
ただしリスクが高いので、あくまでもポートフォリオの一部にしておいたほうが賢明です。
がんばっていきましょう。
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