節約×米国株投資=セミリタイア

節約と米国株への投資でセミリタイアを目指すブログ

DIAはNYダウに連動したETF|株価や配当推移などの紹介

2017年から投資をしている30代の経済的自由太郎です。

「日本ではNYダウの方がsp500指数よりよく聞くけど、NYダウに連動したETFってないかな?」

「sp500連動ETFと比較するとチャートはどうだろう?」

「配当金はどうだろう?」

そんなあなたのためにNYダウに連動した米国ETF「DIA」について解説します。

アメリカの地図

 

 

1.「NYダウ」の簡単な説明

 
「NYダウ」の定義

ダウ工業株30種平均(ダウ平均)」「NY平均」などと呼ばれているアメリカの代表的な株価指数

→日経平均と似たような指数です。

大きなグループとしては、「ダウ総合65種平均」があります。

その中に下記のようなグループ分けがあるわけです。

「ダウ総合65種平均」の中のグループ分け

(1)「ダウ工業株30種平均」

(2)「ダウ輸送株20種平均」

(3)「ダウ公共株15種平均」

その中でもっとも有名なのが(1)の「ダウ工業株30種平均」(以降NYダウ)で、日本でよく耳にしているのですね。

経済的自由太郎の推測ですが、「NYダウ」が景気に敏感に反応するため代表的な指数となっており、日本にも浸透しているのだと思います。

他2つは銘柄のセクター構成上、景気に依存しにくい株価指数となっている事が想像できます。

ですから1ヶ月や1年単位で見ると、NYダウが上がった・下がったで景気動向が想像できるというわけです。

 

2.NYダウ連動米国ETF「DIA」のパフォーマンス

NYダウに連動した米国ETFで長く運用されているのが「DIA」で、正式名称は「SPDR® ダウ工業株平均 ETF」です。

2-1.NYダウ連動米国ETF「DIA」の株価チャート

 

「DIA」と「SPY」の約20年の比較チャート

「DIA」と「SPY」の比較チャート

まずは単体の株価チャートですが、基本的には右肩上がり・・・とはなかなか言えず、リーマンショック時に大きく下落しています。

ただここさえ乗り切れれば、素晴らしい未来が待っていました。

この下落時が資産を大きく増やすチャンスとなる事を頭に叩き込まなければなりません。

関連記事|リセッションとは?意味や対策についてわかりやすく説明

次は「DIA」とsp500指数に連動米国ETF「SPY」の比較データです。

今回のYAHOO!の比較データとシーゲル教授の赤本の結果から下記が言えます。

20年以上の長期で考えると「NYダウ」の方が「sp500」よりもリターンがいい

→経済的自由太郎は長期運用する上では「NYダウ」に連動したETFや投資信託の方が結果がよくなると考えています(微々たるものだが)。

「NYダウ」に採用されている銘柄は成熟株が多く、配当利回りが「sp500」よりも高めで、バリュエーションが低いことが要因だと経済的自由太郎は推測しています。

ただし、経費率や税制面での優遇処置を除いた比較の場合です。

関連記事|SPY【SPDR S&P500 ETF】とは? VOO、IVV同様S&P500に連動したETF!

2-2.NYダウ連動米国ETF「DIA」のリスクなど

ここで出てくるリスクとは標準偏差のことです。

 

「DIA」と「SPY」の年率平均リターン比較

年率平均リターン

「DIA」と「SPY」のリスク比較

リスク(標準偏差)

「DIA」と「SPY」のシャープレシオ比較

シャープレシオ
POINT

NYダウ連動「DIA」がsp500連動「SPY」よりリスクが低い傾向あり

チャート部分のリターンと同様ですが、「DIA」は成熟株・大型株で構成されており、sp500よりも高配当・低バリュエーションが要因でリスクが低いと推測しています。

経済的自由太郎は、少しでもリスクを下げるために、「SPXL」などのリスクが高い投資をしている人にとって、sp500連動よりも適しているのではないかと考えています。

まぁ微々たるものなんですけどね。

関連記事|SPXLはレバレッジETF|株価チャートや積立結果などの解説

2-3.NYダウ連動米国ETF「DIA」に月5万円積み立てた場合

月5万円を「DIA」「SPY」「現金」に積み立てた場合の資産額比較

月5万円の積立結果
2019年5月時点資産額比較結果

・「NYダウ」連動米国ETF「DIA」=約3,526万円

・「sp500」連動米国ETF「SPY」=約3,283万円

・現金積立=約1,281万円です。

「DIA」に投資していた場合、現金積立の約2.8倍・「SPY」より約240万円多く資産を築くことが可能です。

約240万は約4年分の積立金額になりますから、かなり大きいですね。

未来も同様の結果にはならないと思いますが、参考にできますね。

いずれにせよ「NYダウ」や「sp500」に連動した金融商品月5万円×21年で3,000万円オーバーです。

計算に使った前提条件は下記です。 

前提条件

・初期投資額=1ドル

・1ドル=110円一定と仮定

・月の積立投資額=455ドル=約5万円

・投資期間=1998年2月〜2019年5月

 

話が少し変わりますが、金融庁が「年金だけだと老後の生活費が月5万円足りないから、年金もらう前までに2,000万円用意してね」みたいな趣旨の報告書を出したと話題になっていました(実際には投資してほしいというだけなのかもしれませんが)。

結構反響があったみたいでtwitterでもデモを起こそうみたいな企画が回ってきています。

バックテスト上は45歳からコツコツと「NYダウ」や「sp500」に連動した金融商品を月5万円購入すれば、老後にもっとリッチな生活を送ることが可能なのです。

もっと若くから実施すれば額は少なくてすみますし、もっと大きな資産を築くことができます。

はっきり言ってデモなどは無意味です。

他人を変えるのには相当な労力が必要だし下手したら変わらないのに対し、自分を変えるのは決心さえしてしまえば変えられるので、コスパがいいのです。

どうすれば月5万円捻出できるのかを考える方に力を注いだ方がいいに決まってます。

そもそも老後の資金なんて昔から3,000万必要みたいに言われてたので、大騒ぎするようなことではないはずです。

まだ弱すぎるこのブログでは、みんなの所には届かないのが残念です。

関連記事|貯金2,000万円を達成する方法|20代から40代の方必見

 

3.NYダウ連動米国ETF「DIA」の配当(分配)金

NYダウ連動米国ETF「DIA」の1株あたりの配当金推移

「DIA」の配当金推移
POINT

・配当は順調な右肩上がり

・「DIA」1本での配当金生活は相当な資産額を持っていないとさすがに不可能

「NYダウ」は成熟した企業が多いので、株主に配当金という形で還元する企業が多いのでしょう。

日本は株主を軽視しすぎなため、業績が下がるとすぐに減配します。

米国は減配=「経営者失格のレッテルを貼られる」なので、よほどのことがない限り減配しません。

こういった配当や株価への配慮が日本には欠けており、投資対象とし魅力を感じないのですね。

株式投資をする人がいなくなると、資金繰りが難しくなり設備投資などの成長分野への展開ができず、衰退していく一方だというのを日本人は考えなさすぎですね。

悲しいですけど、もはや日本には期待していませんが。

「DIA」のその他の分配金関連情報

・毎月分配

・直近の分配利回りは2.10%

→分配利回りについては、SPYの1.85%より高いですね。

 

4.NYダウ連動米国ETF「DIA」の基本情報

4-1.NYダウ連動米国ETF「DIA」概要

「DIA」「VOO」「SPY」のETF基本情報比較

「DIA」のETF概要

ファンド純資産は対象となるETFの人気を表した指標です。

POINT

・「NYダウ」に連動した「DIA」は「sp500連動ETF」に比べて人気がない

・経費率はsp500指数連動ETFよりもかなり高い

→とはいえどちらも日本の投資信託に比べれば優秀なのですが。

NYダウは30銘柄への投資に対し、sp500は500銘柄への投資となりますから、分散投資の観点からsp500の方がいいとアメリカ人は考えているので、NYダウの人気がないと推測します。

30銘柄でも分散効果としてはあると思いますが、500銘柄と比べると少ないと感じてしまいますね。

人気がないと経費率を下げづらいということでしょう。

関連記事|sp500連動米国ETF|VOOの株価チャートや配当の解説

関連記事|SPY【SPDR S&P500 ETF】とは? VOO、IVV同様S&P500に連動したETF!

4-2.NYダウ連動米国ETF「DIA」の構成銘柄と業種(セクター)構成率

NYダウ連動ETF「DIA」のティッカー・構成銘柄・セクター・構成比率

DIAの構成銘柄

「DIA」の業種構成比率

業種構成比率

構成銘柄はよく知っている企業ばかりですね。

業種に関しても十分分散されている方だと思います。

米国株ブロガーが購入している個別銘柄はここから選出しているんじゃない?レベルに有名な銘柄ですね。

本土では人気はありませんが、投資価値の高いETFだと考えます。

 

5.NYダウ連動米国ETF「DIA」のまとめ

オススメ度:★★★★☆

投資の神様「ウォーレン・バフェット」がオススメするsp500連動ETFの「VOO」「IVV」「SPY」よりもローリスクハイリターンが狙える素晴らしいETFです。

日本を投資対象としている投資信託などに資金を投入している人にはこれを機会にぜひ乗り換えて頂きたいと思えるほど素晴らしいリターンです。

ただし、下記には注意のため、★を1つ下げました。

・経費率が高め(DIA:0.17%、VOO:0.03%)

・米国本土でも人気が低い(日本の投資信託に比べれば優秀だが)

・分散効果が低め(DIA:30銘柄、VOO:500銘柄)

 

がんばっていきましょう。

 

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