節約×米国株投資=セミリタイア

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CUREはヘルスケアセクターのレバレッジETF|株価や積立結果など

2017年から投資をしている30代の経済的自由太郎です。

 

「ヘルスケアセクターがSP500に勝てるなら、レバレッジをかければさらにリターンが得られるのでは?」

「株価チャートはどんな感じだろうか?」

「CUREに積立投資するとどれくらいのペースで資産が上がっていくのか?」

そんなあなたのために今回はCUREの紹介をしていきたいと思います。

 

ヘルスケアレバレッジETF「CURE」のアイキャッチ画像

 

 

 

1.レバレッジETF「CURE」のベンチマーク・ファンド純資産額・設定日・経費率

CUREはDirexionという運用会社の商品です。

正式名称は「デイリーヘルスケア株ブル3倍ETF」です。

・ベンチマーク:S&Pヘルスケア セレクト セクター指数の300%のパフォーマンス

→ヘルスケアセクターの日々の値動きの3倍のパフォーマンスです。

ざっくりヘルスケアセクターが1%増えたらCUREは3%、ヘルスケアセクターが1%減ったらCUREは-3%とまさにハイリスクハイリターンな商品です。

CUREのような〇〇のx倍のパフォーマンスを狙うETFをレバレッジETFと呼びます。

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・ファンド純資産額:1.7億米ドル    2019/4/30現在

VOOなどのS&P500連動ETFに比べると誤差みたいなファンド純資産額です。

マイナーなETFと言えるでしょう。

※値が大きければ、大きいほど投資家から購入されている

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・設定日:2011年6月15日

VOOと近い設定日です。

セクター別レバレッジETFは、SPXLで様子をみてから投入されたものなのでしょう。

比較的新しいETFが多いです。

 

・経費率:1.06%

高いです。

SPXLとほぼ同等レベルです。

 

2.ヘルスケアレバレッジETF「CURE」の株価チャート

 

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CUREとVOOの比較

YAHOO!FINANCEより

上がCUREだけのチャート、下がCURE(ピンク)とVOO(緑)を比較したチャートです。

VOOも結構値動きしているはずですが、CUREと比較すると安定していますね。

特にここ4年くらいでCUREはすごい値動きをしていますね。

しかも2018年からはボックス相場となっており、レバレッジETFにはつらい時期を迎えています。

まさにCUREが上がることを信じる鋼の心が必要です。

リーマンショック級の下落がくるとほぼ0になると思いますので、耐えられる人にしかオススメできません。

(そんな人間がいるのかは疑問ですが)

ですから、ポートフォリオの割合が重要になると思います。

幸いにもこの2011年からは強気相場でしたので、S&P500に打ち勝っています。

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3.ヘルスケアレバレッジETF「CURE」の積立シミュレーション

初期に持っていた金額が1ドルで、2012年1月から2019年4月まで(1ドル110円として、)毎月455ドル=約5万円積み立てた時、資産額がどうなるかのバックテスト結果が下図です。

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積立シミュレーション

「CURE」に投資した場合、117,129ドル=約1,288万円まで増えます。

「VOO」で投資した場合、117,463ドル=約711万円まで増えます。

ただ単に現金を積み立てていた場合は、約441万円です。

最終はCUREがVOOを圧倒し約1.8倍、現金の2.9倍というリターンを叩き出しています。

ただし、CURE1本に7年間投資し続けた結果です。

CURE1本にかける事のできる人間はいないのではないでしょうか。

2012年から投資していた場合は直近の高値(2018年9月)で1,644万まで増加しています。

それが12月には1,191万と約450万程度吹き飛んでいます。

3ヶ月で7年間積立投資した金額分が吹っ飛ぶって精神的にどうでしょうか?

この期間も狼狽売りせずに淡々と積み立てた場合は、2019年の4月には1,409万まで回復します。

結構戻っていないですね。

とてもハイリスクハイリターンです。

特に直近はボックス〜下落傾向なので、厳しい期間がこれから続くと思います。

このタイミングでいかに淡々と積み立てられるか?がレバレッジETFをポートフォリオの一部に入れられるかどうかが決まります。

 

4.ヘルスケアレバレッジETF「CURE」の年率平均リターンとリスクとベータ値

リスクは標準偏差のこと、ベータ値とは市場平均との相関係数のことです。

ベータ値=1が株式市場と全く同じ値動き、0が全く相関がない、-側が逆相関です。

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年率平均リターン・リスク・ベータ値

まずのベータ値は市場と相関が比較的高い0.80です。

年率平均リターンについてはやはり経費率の高さが効いているので、完全に3倍とはなりません。

リスクは3倍以上です。

リスクの上がり方に対して、リターンはそれほどでもないので、投資が効率的でないと言えます。

 

5.ヘルスケアレバレッジETF「CURE」の分配利回り

0.83%

低いです。

キャピタルゲイン(値上がり益)を狙う商品ですね。

NISAではキャピタルゲインに税金がかからないので、非常に相性がいいのではないかと考えます。

配当金は2017年からで始めたようなので、推移グラフは割愛します。

2017年:$0.07

2018年:$0.34

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6.構成

 

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構成

約69%がXLVと呼ばれるヘルスケアセクターに投資しているETFで、残りがレバレッジをかけるための借り入れ分でしょう。

値動きはXLVに依存するという事でしょう。

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10.まとめ 

短期で莫大なリターンを上げるには投機を除けばレバレッジを使うしかありません。

株式投資第四版においてもリスク容認から選好型の人たちはレバレッジを使うことを推奨しています。

ただ、リアルに借金をして投資を行うのはあまりにもリスクが高すぎます。

レバレッジETFなら最悪0になるだけで借金をするほどではないので、いいETFだと経済的自由太郎は思っています。

経済的自由太郎は45歳付近にはセミリタイアしたいので、短期での莫大なリターンが必要です。

そうするとレバレッジETFは魅力が非常にあるのです。

CUREはその中でもSPXLすら超えるリターンを叩き出す可能性のあるETFです。

ヘルスケアセクターが今後100%の確率でSPXLを超えるだろうと考えられる人はSPXLの代わりもしくは組み合わせて投資するのもありかなと思います。

経済的自由太郎の場合はセクターは多少分散しておいた方がいい+今後はIoT社会で、IT関連が魅力的になるでしょうから、SPXLにしておこうと思っています。

ただ、ヘルスケアも魅力的なので、レバレッジをかけずにVHTで所持します。

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