節約×米国株投資=セミリタイア

節約と米国株への投資でセミリタイアを目指すブログ

ヘルスケアセクターに丸ごと投資できるETFその2!XLVのチャートや構成銘柄などの紹介。

経済的自由太郎です。

 

「ヘルスケアセクターに投資できるETFってVHT以外にないかな?」

「XLVのチャートはどんな感じだろう?」

「XLVの上位構成銘柄を知りたい」

そんなあなたのために今回はXLVの紹介をしていきたいと思います。

 

 

XLVはステート・ストリートという運用会社の商品です。SPYと同じ会社ですね。

正式名称は「ヘルスケア・セレクト・セクター SPDR® ファンド 」です。

1.ベンチマーク

ヘルスケア・セレクト・セクター指数

→各セクターごとに指数があり、全セクターを合わせるとsp500全てを網羅します。

※ベンチマークとは目指す指標のことです

2.ファンド純資産額

182億米ドル    2019/5/23現在

そこそこです。

※値が大きければ、大きいほど投資家から購入されている

3.設定日

1998年12月16日

ITバブル崩壊前からの商品です。

4.経費率

0.13%

VHTより少し高いです。

楽天VTIよりは低いです。

5.株価チャート

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XLVのみの株価チャート

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XLV(ピンク)とSPY(緑)の比較チャート

YAHOO!FINANCEより

上がXLV(緑)だけのチャート、下がXLV(ピンク)とSPY(緑)を比較したチャートです。

ほぼ全期間sp500指数に連動したSPYに勝っています。

細かく見るとリーマンショックのタイミングでSPYより少しだけ下落率が低く、ディフェンシブな特徴があります。

しかし、基本的には値動きの仕方はほとんど同じですね。

6.積立シミュレーション

初期に持っていた金額が1ドルで、1999年1月から2019年4月まで

(1ドル110円として、)毎月455ドル=約5万円積み立てた時、

資産額がどうなるかのバックテスト結果が下図です。

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積立シミュレーション

XLVで投資した場合、328,852ドル=約3,617万円まで増えます。

SPYで投資した場合、298,643ドル=約3,285万円まで増えます。(VOOより設定日が長いのでSPYで比較)

ただ単に現金を積み立てていた場合は、約1,221万円です。

最終的にはXLVがsp500指数連動であるSPYに勝っています。

と言っても20年で差は1.1倍、330万円程度です。

思ったより少ないですが、「株式投資の未来」を加味すると、60年程度はヘルスケアセクターの方がsp500指数に勝っています。

今後もこの傾向が続くかはわかりませんが、続く可能性は十分にあると言えるでしょう。

ヘルスケアセクターは魅力が大きいです。

7.年率平均リターンとリスクとベータ値

リスクは標準偏差のこと、ベータ値とは市場平均との相関係数のことです。

ベータ値=1が株式市場と全く同じ値動き、0が全く相関がない、-側が逆相関です。

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年率平均リターン・リスク・ベータ値

チャートの部分でsp500と値動きが近いと言っていましたが、ベータ値を見ると比較的高いので、感覚は正しいと言えます。

あとは、年率平均リターンはXLVの方が高く、リスクはXLVの方が低いです。

SPYより投資の効率がいいですね。

8.分配利回り

1.56%

高くはないです。

VHTより低いですね。

ちなみに年4回(3、6、9、12月)の配当です。

9.1株あたりの分配(配当)金推移

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XLVの配当金推移

配当金がいつから支払われていたのかわからないので、SBI証券に載っていたデータを使いました。

4年分しかありませんが、右肩上がりですね。

10.構成比率トップ10と銘柄数

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構成比率トップ10銘柄

米国ブロガーも注目している銘柄が多いですね。

銘柄数は62です。

結構少ないですね。

VHTの1/5以下です。

11.ヘルスケアセクター内グループ内訳

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作業別内訳

みんなが使わないといきていけないであろう医薬品の構成比率が高いです。

IoT時代の到来とともに今後はヘルスケア・テクノロジーも増えていくことが想定されます。 

12.まとめ 

シーゲル教授おすすめのヘルスケアセクターに投資できるXLVの紹介でした。

VHTより古く実績のあるETFですが、経費率が少し高いのと構成銘柄数が少ないのが違いといったところでしょうか。

今後比較していきたいとは思いますが、おそらくVHTの方がいいのではないかなと考えています。

もちろんこの銘柄でもsp500に勝っているので、非常に優秀なETFであることに間違いはありません。

日経平均やTOPIXに投資するなら、絶対こちらをおすすめします。

 

がんばっていきましょう。

 

 

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