PFFの株価・チャート・配当金推移の紹介|配当金生活にぴったり
経済的自由太郎です。
「米国ブロガーが配当金生活におすすめと言っているPFFだけど、どんなETF何だろう?」
「配当金生活時に安定した配当金がもらえそうかな?」
「資産を増やすのに使えるETFだろうか?」
そんな方々のために今回はPFFの紹介をしていきたいと思います。
- 1.ベンチマーク・ファンド純資産額・設定日・経費率
- 2.株価チャート
- 3.積立シミュレーション
- 4.年率平均リターンとリスクとベータ値
- 5.分配利回り
- 6.1株あたりの分配(配当)金推移
- 7.構成比率トップ10と銘柄数
- 8.業種
- 9.まとめ
PFFはブラックロックという運用会社の商品です。IVVやHDVと同じ会社ですね。
正式名称は「iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF」です。
1.ベンチマーク・ファンド純資産額・設定日・経費率
・ベンチマーク:ICE 上場優先株式 & ハイブリッド証券 トランジション インデックス
※ベンチマークとは目指す指標のことです
・ファンド純資産額:167.5億米ドル 2019/11/07現在
※値が大きければ、大きいほど投資家から購入されている
・設定日:2007年3月26日
リーマンショック直前からの商品です。
リーマンショック前後のシミュレーションができるので、暴落に対する備えができます。
・経費率:0.46%
やや高めです。
パッシブ運用やスマートベータ運用に比べるとだいぶ高いです。
日本のアクティブ投信よりは全然低いですけどね。
2.株価チャート
株価とチャートを見ていきます。
2010年以降は非常に安定した値動きをしています。
平時には債券的な値動きをしてくれます。
ちなみに債券ETFで非常に値動きが安定しているのは「BND」「AGG」ですね。
「BND」「AGG」について知りたい方は下記リンクをどうぞ。
関連記事|配当金生活に絶対入れたい米国債券市場に投資できるETF!BNDのチャートや配当金推移などの紹介。 - 節約×米国株投資=セミリタイア
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ただし重要なのは金融危機のような場合です。
業種が銀行業や金融が多いため、リセッション時に非常に株価が下がります。
このETF一本で配当金生活はかなりのリスクを伴いますので、やめた方が賢明です。
金融危機に脆弱なのがデメリットの一つですね。
最近は利下げが始まったからなのか、少し値を下げてきていますね。
3.積立シミュレーション
初期に持っていた金額が1ドルで、2008年1月から2019年4月まで
(1ドル110円として、)毎月455ドル=約5万円積み立てた時、
資産額がどうなるかのバックテスト結果が下図です。
PFFで投資した場合、87,988ドル=約968万円まで増えます。
IVVで投資した場合、134,448ドル=約1,479万円まで増えます。(VOOより設定日が長いのでIVVで比較)
ただ単に現金を積み立てていた場合は、約681万円です。
最終的にはIVVとはかなりの差がついています。
さすがに現金積立よりは多いですが、実際には分配金に課税されるので、ここまでよくはならないでしょう。
資産を増やすという観点では、おすすめしにくいETFです。
これがデメリットの2つめです。
4.年率平均リターンとリスクとベータ値
リスクは標準偏差のこと、ベータ値とは市場平均との相関係数のことです。
ベータ値=1が市場と全く同じ値動き、0が全く相関がない、-側が逆相関です。
設定来からだとリターンもリスクもIVVに劣後しています。
ただし、リスクに関しては、リーマンショックを含んでいるのが原因で、2010年以降だと6.35%と圧倒的な低リスクです。
平時の時には債券的で、金融危機に非常に弱いことがわかるデータだと思います。
5.分配利回り
5.91%
魅力はこれですね。
配当金生活ではデメリットを吹き飛ばすほどのメリットになります。
高配当ETFであるHDVやVYMなどとは比べ物にならないくらいの高分配利回りです。
ちなみに毎月分配です。
6.1株あたりの分配(配当)金推移
10年のトレンドとしては分配金は減少傾向です。
経済的自由太郎がセミリタイアするまでに分配金が変わらなければいいのですが・・・
今後も続くのか注目していきたいところです。
7.構成比率トップ10と銘柄数
日本ではなじみの少ない銘柄が多いですね。
銘柄数は460です。結構多いですね。
8.業種
9.まとめ
資産を増やすには適さないETFですが、高配当が非常に魅力的なETFです。
年金生活やアーリーリタイア時に非常にためになることでしょう。
ただし、金融危機に非常に脆弱であることは頭に入れておいてください。
がんばっていきましょう。
バカでも稼げる「米国株」高配当投資 / バフェット太郎 | ||||
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