HDVは高配当ETF|株価やチャートや配当生活できるかなどを紹介
2017年から投資をしている30代の経済的自由太郎です。
株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらすに載っている市場平均に勝つ方法の一つとして、高配当戦略があります。
銘柄分析などを行わないといけないので、個別株で実践するのは大変だと思います。
そこで今回は高配当戦略を実現できるHDVという米国ETFについて、株価やチャートなどを紹介していきます。
- 1.HDVのベンチマーク・ファンド純資産額・設定日・経費率
- 2.HDVの株価チャート
- 3.HDVの積立シミュレーション
- 4.HDVの年率平均リターンとリスクとベータ値
- 5.HDV分配利回りと配当生活考察
- 6.HDVの構成比率トップ10と銘柄数
- 7.HDVのセクター比率
- 8.HDVのまとめ
HDVはブラックロックという運用会社の商品です。IVVと同じ会社ですね。
正式名称は「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」です。
1.HDVのベンチマーク・ファンド純資産額・設定日・経費率
・ベンチマーク:モーニングスター配当フォーカス指数
→配当水準が比較的高位の米国株式と同等の投資成果をあげることを目指す商品です。
要するに高配当な銘柄を集めたETFという事です。
※ベンチマークとは目指す指標のことです
・ファンド純資産額:74.7億米ドル 2019/11/19 現在
S&P500連動のものよりは一桁以上小さいです。
※値が大きければ、大きいほど投資家から購入されている
関連記事|S&P500に連動したETF「IVV」の紹介|株価やチャートなど
関連記事|sp500連動米国ETF|VOOの株価チャートや配当の解説
・設定日:2011年3月29日
比較的若いETFで、VOOとほぼ同タイミングに設定されています。
高配当ETFの強みはリセッション時に下落が少ない事ですから、設定から現在までの強気相場では、リターンが少なくなりますので、中々厳しい状態が続いているといえるでしょう。
・経費率:0.08%
最近日本の投資信託でも例えばS&P500指数に連動したものは、ようやく0.1%を切る程度です。
海外ETFですからドル展やらいろいろ大変なのですが、日本のほとんどの投資信託が1%以上の経費率という事を考えると、シーゲル投資が激安でできるというメリットが大きいです。
2.HDVの株価チャート
基本的に右肩上がりのチャートで頼もしいです。
現在は最高値更新を試している展開です。
3.HDVの積立シミュレーション
初期に持っていた金額が1ドルで、2012年1月から2019年4月まで(1ドル110円として、)毎月455ドル=約5万円積み立てた時、
資産額がどうなるかのバックテスト結果が下図です。
HDVで投資した場合、58,922ドル=約648万円まで増えます。
VOOで投資した場合、64,670ドル=約711万円まで増えます。
ただ単に現金を積み立てていた場合は、約441万円です。
S&P500指数に連動したVOOにリターンでは劣後していますね。
もちろん現金積立には勝っていますが。
これはリーマンショック後から暴落らしい暴落をしておらず、米国市場が堅調であったため、市場よりリターンが悪くなっていると考えています。
高配当戦略はディフェンシブなので、どうしても好景気中では市場平均に勝てない状態が続きます。
これから想定されるリセッション(景気後退)を経た景気サイクルの後でどうなるかが見たいところです。
4.HDVの年率平均リターンとリスクとベータ値
リスクは標準偏差のこと、ベータ値とは市場平均との相関係数のことです。
ベータ値=1が市場と全く同じ値動き、0が全く相関がない、-側が逆相関です。
HDVはリスクが低く、ベータ値も市場平均とは少し相関が少ないです。
ディフェンシブであることの裏付けだと思います。
これにリターンがついてくれば完璧ですが。
5.HDV分配利回りと配当生活考察
3.29%
今株価が堅調なため、分配利回りが低くなってきています。
米国ETFなので、配当金に現地で10%、残りから日本で20%の税金がひかれます。
よって、税引き後は2.37%となります。
配当生活の考察ですが、単身者で月に20万の出費、4人家族で月に30万の出費と考えます。
単身者の場合は約1億円、4人家族の場合は約1.5億あれば、配当金だけで生活する事が可能です。
保有し続けていれば、株価が上がっていくので、必然的に配当金も増えますから、どんどん生活が楽になりますね。
ちなみに1億ではないですが、2000万円を目標にした場合どのようにためればいいかについて、知りたい方は下の記事をどうぞ。基本的には1億を達成するのも同じ手法で到達できます。
関連記事|貯金2,000万円を達成する方法|20代から40代の方必見
また、配当生活をより資産額を少なく達成したい方は米国ETFだとPFFがおすすめです。
関連記事|PFFの株価・チャート・配当金推移の紹介|配当金生活にぴったり
よりリスクを下げたい方はBNDやAGGがおすすめです。
関連記事|配当金生活に絶対入れたい米国債券市場に投資できるETF!BNDのチャートや配当金推移などの紹介。
関連記事|BNDとライバル関係にある米国債券市場に投資できるETF!AGGのチャートや配当金推移などの紹介。
PFF、HDV、BND、AGGを組み合わせてリスクを少なく配当生活を送りましょう。
6.HDVの構成比率トップ10と銘柄数
聞いたことある企業ばかりです。
銘柄数は75です。
7.HDVのセクター比率
シーゲル教授が推しているエネルギー・ヘルスケア・生活必需品だけで約半分以上の比率です。
8.HDVのまとめ
これ一本でシーゲル教授の高配当戦略が実現できるETFとなっています。
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