S&P500指数に連動したETF【SPY、IVV、VOO】の比較!
経済的自由太郎です。
今回はS&P500指数に連動したETFである「SPY」、「IVV」、「VOO」の比較をしたいと思います。
経済的自由太郎の結論
現時点ではVOOが最有力です。次点がIVV。
理由は下で色々な比較データからです。
比較した項目は「経費率」「出来高」「過去のリターン」「ETF純資産額」「設定日」「分配利回り」です。一応重要だと思っている順です。
経費率
ETFを運用するにあたっての年間コストです。もちろん低い方が良いです。
基準価格に盛り込まれているため、別途支払う訳ではないですが、後述するリターンに影響が出てきます。
SPY>IVV>VOO
つい最近VOOが経費率を0.04%→0.03%に変更したため、単独トップになりました。
おそらくIVVは追従すると思いますので、あくまでも現時点での話になります。
ただし、どれも低いので買いかえるほどのものではないと考えます。
イメージは1,000万円を全てETFで所有していた場合にSPYだと年間9,450円、VOOだと年間3,000円くらいのイメージです。
資産額が増えてくると金額は、結構違ってきます。
出来高
1日の売買株数です。多い方が1日によく取引をされており良いという事です。
買付の際には大体の人が積立投資なので、気にならないのですが、売却の際に重要な指標になります。
要は資産額が1億円超えたので全て現金化しよう(多分いないと思いますが)とした場合、ざっくり3,500株くらい持っているので、
買い手が3,500株分買ってくれないと現金化できない訳です。
ですから最低でも10,000株以上はあるといいと思います。
SPY>>IVV>VOO
設定日順になっていますが、SPYがIVV、VOOの2桁以上多いです。
機関投資家はコストよりも出来高を優先させる可能性があるので、判断の指針にする可能性がありますね。
個人投資家にとっては出来高が莫大すぎるので、どれを買っても買い手が見つからずに現金化できないというのはなさそうです。
過去のリターン
2011年1月から2019年3月まで月に約5万円(1ドル=110円で、$455)を積み立てた時の金額差を比較します。
2011年1月からの理由はVOOの設定日からの比較しかできないためです。
VOO>IVV>SPY
おそらく経費率の差でしょう。約8年で1ヶ月の積立分くらいの差が出ます。
これを小さいと見るか大きいと見るかは人によって違いますが、個人投資家にとっては他で差が出ないので、決定打になります。
ちなみに年率平均リターンとリスク(標準偏差)を示すと下表になります。
VOOはなぜかリスクも低いです。
ETF純資産額
多いほど人気なETFという事になります。
SPY>IVV>VOO
出来高ほどの差はつきませんが、設定日順です。
設定日
文字通りそのETFが始まった日です。
SPY、IVV共にITバブル崩壊・リーマンショックを乗り切っており、安心感はあります。
VOOほどの純資産額があれば、次の暴落でもさすがになくなることはないので、特に気にしなくてもいいとは思います。
分配利回り
年に4回手に入れられる分配金の利回りです。
VOO>IVV>SPY
税金の都合上、多い方が本当にいいのかは微妙なラインですが、VOOが一番利回りが高いです。
まとめ
経済的自由太郎の結論はVOOです。
比較結果の概要は以下です。
【経費率】
SPY>IVV>VOO
【出来高】
SPY>>IVV>VOO
【過去のリターン】
VOO>IVV>SPY
【ETF純資産額】
SPY>IVV>VOO
【設定日】
SPY>IVV>VOO
【分配利回り】
VOO>IVV>SPY
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