S&P500連動ETF「SPY」の紹介|株価・配当・積立結果など
2017年から投資をしている30代の経済的自由太郎です。
あなたは世界で一番買われているETFがなんだかご存知でしょうか?
答えは「SPY」というETFです。
このETFはS&P500という指数に連動したETFです。
この「SPY」について、あなたはどれだけご存知でしょうか?
配当や積み立てたらどうなるのか・・・?
この記事では、「SPY」について紹介していきたいと思います。
投資するかどうかの参考にして頂けたら幸いです。
- 1.「S&P500」の簡単な説明
- 2.S&P500連動ETF「SPY」のファンド純資産額・設定日・経費率
- 3.S&P500連動ETF「SPY」の株価チャート
- 4.S&P500連動ETF「SPY」の積立シミュレーション
- 5.S&P500連動ETF「SPY」の配当(分配金)推移と分配利回り
- 6.S&P500連動ETF「SPY」の構成比率トップ10とセクター比率
- 7.S&P500連動ETF「SPY」の紹介のまとめ
1.「S&P500」の簡単な説明
・ニューヨーク証券取引所・NYSE American・NASDAQに上場している代表的な500社の株価を時価総額に応じて加重平均した株価指数
・「sp500」の利回りを長期に渡って超えるアクティブファンドは中々ないほど優れている
→日本では「NYダウ」の方が有名ですが、アメリカでは「NYダウ」と同等レベルに重要な株価指数です。
詳しく知りたい方はシーゲル教授の緑本に書いてありますので、見てみるとさらに理解が深まるでしょう。
投資信託や株に投資している人間が少しずつ増えていると思われるので、S&P500指数というものを知っている人が増えてきたと思いますが、実際には投資している人数がまだまだ少ないので、「sp500」指数自体を知らない人がほとんどでしょう。
繰り返しになりますが、SPYはこの「sp500指数」に連動したETFで、ステート・ストリート(・グローバル・アドバイザーズ)という運用会社の商品です。
他の会社でも「sp500」に連動したETFはあり、客の奪い合いをしています。
おそらくよく聞くのは、「VOO」だと思います。
関連記事|sp500連動米国ETF|VOOの株価チャートや配当の解説
関連記事|S&P500に連動したETF「IVV」の紹介|株価やチャートなど
2.S&P500連動ETF「SPY」のファンド純資産額・設定日・経費率
・ファンド純資産額:2,895億米ドル 2019/12/3現在
VOOやIVVより純資産額が大きく、投資家から買われているETFです。
理由は設定日にあると経済的自由太郎は考えています。
※値が大きければ、大きいほど投資家から購入されている
・設定日1993年1月22日
SPYが最古です。
VOO:2010年9月9日、IVV:2000年5月25日です。
そのため、純資産額が大きいのです。
・経費率:0.0945%
日本の一般的な投資信託に比べれば、激安です。ただし、VOOが0.03%、IVVが0.04%なので、2〜3倍コストが高い事になります。
資産額が増えてくれば、気にしなければならないポイントになるのかもしれません。
そして、最近では、日本の投資信託でもS&P500に連動したものの信託報酬が下がってきており、わざわざ米国ETFを購入すべきか?疑問になってきています。
経済的自由太郎が投資を始めた2017年は、米国ETFだろうとVOO一択でしたが、最近では投資信託の方がいいのではないかと考えています。
関連記事|sp500指数に連動した投資信託!三菱ufj国際-emaxis slim米国株式(s&p500)のコストなどまとめ。
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3.S&P500連動ETF「SPY」の株価チャート
2000年代に大きいリセッションが2回もありました。
「ITバブル崩壊」と「リーマンショック」ですね。
このリセッション(景気後退期)時には下げているのですが、後から見ると絶好の積立チャンスとなります。
安い時に買って、高い時に売るのが株の基本ですから、いかにリセッション時に狼狽売りしないかが重要になります。
そのためにはいろいろな資産に振り分けるのも一つの重要な決断になります。
どうしても決められない人や初心者はウェルスナビに頼るのも手です。
関連記事|リセッションとは?意味や対策についてわかりやすく説明
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関連記事|ウェルスナビのデメリットである手数料は本当に高いのか?
4.S&P500連動ETF「SPY」の積立シミュレーション
初期に持っていた金額が1ドルで、1994年1月から2019年3月まで(1ドル110円として、)
毎月455ドル=約5万円積み立てた時、資産額がどうなるかのバックテスト結果が下図です。
SPYで投資した場合、464,601ドル=約5,111万円まで増えます。ただ単に現金を積み立てていた場合は、約1,517万円です。
約25年で約3.4倍も差がついてしまいます。
ただし、1994年2月〜6月(5ヶ月)、1994年11月(1ヶ月)、2009年2月〜2009年3月(2ヶ月)現金積立に負けます。
投資タイミングがいいとIVVの時とは様子が異なりますね。
関連記事|S&P500に連動したETF「IVV」の紹介|株価やチャートなど
ITバブル崩壊のタイミングでは現金積立に負けることはなく、リーマンショックのタイミングではたった2ヶ月しか現金積立に負けていません。
(資産額は暴落しているので、耐えられるかどうかは別です)
ちなみに2009年2月時点で現金積立に最大で77万円負けます。
高値圏で掴まなければ保有できる可能性がグッと上がりそうですね。
ただし、高値圏かどうかを見通す水晶玉を持っている投資家はごく限られた天才だけです。
凡人には無理なので、暴落になれるしかないでしょう。
月5万を25年続ければ、5,000万超えですから、老後の2000万円問題は比較的解決しやすい問題といえます。
関連記事|貯金2,000万円を達成する方法|20代から40代の方必見
5.S&P500連動ETF「SPY」の配当(分配金)推移と分配利回り
・配当推移
配当は右肩上がりですから、非常に頼もしいといえます。
買ってしばらく忘れていれば、配当金でお小遣い程度は稼げるようになります。
・分配利回り:1.77%
高いとは言えませんが、株価が上がっていくので、先ほど見た通り分配金自体は多くなっていっています。
6.S&P500連動ETF「SPY」の構成比率トップ10とセクター比率
有名な企業ばかりです。順位が多少違えどVOOやIVVとトップ10は変わりません。
VOO、IVVと順位は一緒。比率は多少違いますが。
7.S&P500連動ETF「SPY」の紹介のまとめ
おすすめ度:★★★☆☆
VOOの経費率が0.03%なので、SPYの経費率はVOOの3倍です。
VOOやIVVの経費率が下がっても、SPYは特に経費率を下げていませんでした。
これからはそれだと投資家を奪われるので、下げる事が見込まれますが、現時点では
VOOやIVVの方がいいでしょう。
有利な点を一つあげるとすれば、1557の存在です。(もはやSPYではないのですが、)
1557は、カブドットコムでは買付手数料無料で購入できます。
取引高が少ないというデメリットがありますが、悪くない選択である可能性があります。
関連記事|ドル転なしで購入できるsp500連動ETF。「1557」の株価チャートや配当(分配金)の紹介。
いずれにせよ、決断して投資を始めましょう。
がんばっていきましょう。
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