節約×米国株投資=セミリタイア

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VOOとVTIのどっちに投資がいいか?|違いを徹底比較

経済的自由太郎です。

 

米国ETFで人気の会社と言えば、バンガード社ですが、その主力商品に「VOO」「VTI」があります。

「VOO」はS&P500指数に連動したETFで、「VTI」は米国市場全体に投資できるETFです。

似たような値動きをするため、どっちに投資したらいいか迷いますよね。

そこで、今回はS&P500指数に連動したETFである「VOO」と米国市場全体に投資するETF「VTI」の比較という米国株業界永遠のテーマについて考えていきたいと思います。

キャプチャー画像

 

  

1.VOOとVTIのどっちがいいかの結論

まず、今回の結論を。

現時点ではVTIがいいと思っています。

今まで投資していたVOOへの投資はVTIの投資に変更しています。

理由を次の見出しから1つずつみていきます。

ちなみに比較した項目は「過去のリターン」「経費率」「出来高」「分配利回り」「ETF純資産額」「構成銘柄」です。

重要だと思っている順です。

ちなみにVOOの詳細はsp500連動米国ETF|VOOの株価チャートや配当の解説 - 節約×米国株投資=セミリタイアをどうぞ。

VTIの詳細は米国市場全体連動ETF|VTIの株価チャートや配当の解説 - 節約×米国株投資=セミリタイアをどうぞ。

 

2.VOOとVTIの過去のリターン比較

今回は2002年1月から2019年3月まで、2008年1月から2019年3月まで、2011年1月から2019年3月まで

月に約5万円(1ドル=110円で、$455)を積み立てた時の金額差を比較します。

2002年からと2008年からはVOOがまだ設定されていないので、IVVで比較します。

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2001年〜:VTI>IVV 差50万

2008年〜:IVV>VTI 差5万

2011年〜:VOO>VTI 差10万

 

理由は最近のGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)の株価牽引が強いのかなと思っています。

つまりグロース株優位だとS&P500連動が強いのかなと思っていました。

色々勉強してみると、どうやら小型株が入っている事が要因だという事がわかりました。

長期的にみると小型株の方がリターンがいいというのを歴史が証明しています。

2011年〜VOOのリターンがいいのはGAFAの株価牽引が強いためが事実だと思いますので、流行が落ち着いてきた時にまたVTIのリターンがよくなると思います。 

 

3.VOOとVTIの経費率比較

ETFを運用するにあたっての年間コストです。もちろん低い方が良いです。

基準価格に盛り込まれているため、別途支払う訳ではないではありません。

 

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VTI=VOO

 

VTIもVOOも同時に0.04%→0.03%となりました。

結果は互角な上に激安です。

1,000万円の資産を持っていて、その全てをVTIもしくはVOOに投資すると、年3,000円のコストです。

年3,000円のコストでS&P500もしくは米国市場全体に投資でき、年率7%程度のリターン(70万くらいの利益)が得られるので、コスパいいです。

ポートフォリオの一部には絶対に入れておいた方がいいと思います。

 

4.VOOとVTIの出来高比較

1日の売買株数です。多い方が1日によく取引をされており良いという事です。

買付の際には大体の人が積立投資なので、気にならないのですが、売却の際に重要な指標になります。

要は資産額が1億円超えたので全て現金化しよう(多分いないと思いますが)とした場合、ざっくり3,500株くらい持っているので、

買い手が3,500株分買ってくれないと現金化できない訳です。

ですから最低でも10,000株以上はあるといいと思います。

 

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VTI>VOO

 

多少の差です。

個人投資家にとっては出来高が莫大すぎるので、どれを買っても買い手が見つからずに現金化できないというのはなさそうです。

 

5.VOOとVTIの分配利回り比較

年に4回手に入れられる分配金の利回りです。

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VOO>VTI

 

ほぼ変わりません。

この項目で決定する事はないかなと思います。

 

6.VOOとVTIのETF純資産額比較

ETF純資産額はETFの人気度を示した指標のようなものです。

多いほど人気なETFという事になります。

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VTI>VOO

 

ここもあまり変わらず。 

ちなみに海外ETF純資産ランキング3位が「VTI」、4位が「VOO」です。

 

7.VOOとVTIの構成銘柄数比較

VOOとVTIの構成銘柄数比較グラフ

構成銘柄数比較

VTI>VOO

VTIの方が7倍くらい多いです。

この7倍の中に多くの小型株が入っており、リターンを押し上げていると思います。

ただ、分散効果という意味ではVOOの511もあれば、十分分散されております。

どちらかというと小型株を入れたいかどうかが一つの基準になるのかなと思います。

 

8.VOOとVTIのどっちがいいかのまとめ

経済的自由太郎の結論はVTIです。

長期的にはですが。

比較結果の概要は以下です。

【過去のリターン】

  2001年〜:VTI>IVV

  2008年〜:IVV>VTI

  2011年〜:VOO>VTI

【経費率】

  VTI=VOO

【出来高】

  VTI>VOO

 

【分配利回り】

  VOO>VTI

【ETF純資産額】

  VTI>VOO

【構成銘柄数】

  VTI>VOO

 

がんばっていきましょう。

 

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