節約×米国株投資=セミリタイア

節約と米国株への投資でセミリタイアを目指すブログ

投資のリスク|失敗しにくい株式比率(日本債券の場合)

2017年から投資している30代の経済的自由太郎です。

「リスクを極力抑えて投資がしたい」

「レイ・ダリオのポートフォリオより簡単なものはない?」

そんなあなたのために株式比率と債券比率について解説します。

特に今回は債券を日本債券とした場合についてです。

 

1.投資のリスクについて

投資のリスクについてのおさらいです。
投資の世界での「リスク」とは「標準偏差」です。
「標準偏差」を簡単に言うと、ある値からの「ブレ」だったり「変動幅」です。
例として、1年のリターンが7%、リスク(標準偏差)が20%だとします。
この場合、1年のリターンは-13%から+27%の間に68%の確率で入る事を意味します。
投資を経験していない人間が「投資にはリスクがあるからなー」と言いますが、おそらく元本割れしてしまう危険があると言う意味で使っているのでしょう。
元本割れとは投資した金額を下回ってしまう状態のことを言います。
この元本割れが怖くて、投資が始められない人が多いでしょう。
 

2.元本割れしにくい投資方法

さて、元本割れしにくい投資方法についてですが、1つはレイ・ダリオの黄金ポートフォリオ(通称:オールウェザー)です。

これについては別記事にまとめてありますので、ご参照ください。

www.financial-independence001.com

もう一つはもっとシンプルに株式と債券を組み合わせる方法です。

今回は過去のリターンとリスクのデータから元本割れ確率と期待リターンについて、計算してみました。

前提条件

・株式:S&P500指数(配当込み)の円換算リターンとリスクを使用

・債券:NOMURA-BPI総合(日本債券)

・いずれもmyINDEXより30年のリスクとリターンを使用

・投資のリスクとリターンは正規分布と仮定

・株式との相関係数は、「-0.2」として計算(emaxisシリーズの相関係数を参考)

・月5万円積立

・計算には長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海を使用。

投資信託の例では「emaxis slim 米国株式」と「emaxis slim 国内債券インデックス」の比率です。

 

株式比率と元本割れ確率(1年・5年・10年・20年)

株式比率と元本割れ確率

投資期間と元本割れ確率(株式比率30%と100%)

投資期間と元本割れ確率

投資期間と期待リターン(株式比率30%と100%)

投資期間と期待リターン
POINT

・株式比率10%の時に元本割れ確率が最小

・投資年数が増えると元本割れ確率が減っていく

・投資年数が20年だと株式比率0から30%まで元本割れ確率0%、30年だと40%まで元本割れ確率0%に

・リターンは、20年時点で株式比率30%だと株式比率100%の64%程度(指数関数的に差が開く。 

米国株式と日本債券の組み合わせでは、ギリギリではありますが、株式比率と元本割れ比率は谷形状となり、株式比率10%の時が最小となります。

株式比率30%・20年の時点で、元本割れ確率0%となります。

実際には0.04%未満だと思いますが、ほぼ元本割れはあり得ないです。

「つみたてNISA」の非課税期間と同等です。

この程度であれば、大学の教育資金を0歳から投資で貯めたって問題ないと経済的自由太郎は考えます。

経済的自由太郎には子供が1人、今度2人目が生まれますが、教育資金に関しては保守的なポートフォリオで投資を行います。

具体的には米国株式と日本債券と金で組みますね。

ちなみに30年であれば40%まで株式比率を増やしても問題ありません。

「25歳から55歳まで」とか「35歳から65歳まで」投資すると元本割れはないと言っても過言ではありません。

期待リターンは、株式比率30%・20年で2,031万、30年で4,084万です。

元本割れ確率0%ですから、ほぼ安心して年金2,000万円問題は十分解決できます。

(「今」の時点で2,000万円足りないですから、我々の世代はもっと必要となりますので、早めに投資を始めた方がいいですね)

現金積立と比べると、株式比率30%・20年で約1.7倍にできます。

しかも現金積立とほぼ変わらず元本割れなしです(一時的に元本割れする事はありますが)

「株式」よりも「債券」の方がリスク・リターンが低いのは事実なので、株式100%にはリターンで負けます。

リターンをあげる代わりに元本割れ確率も上げてしまいます。

ふとした時に起こってもおかしくはない確率ですね。

一般でいう所のハイリスク・ハイリターンですね。

一応投資期間20年までのデータはグラフに載せましたので、自分のポートフォリオを組むときの参考にしてください。

ただし、未来を予測しているわけではありませんので、投資は自己責任でお願いしますね。

自分で納得して、投資をしてください。

 

3.失敗しにくい株式比率のまとめ

・20年以上投資する事で、株式比率30%までなら元本割れ確率を極めて下げることができる。

・30年ならば株式比率40%まで元本割れ確率0%

・その代わりリターンはかなり下がる(と言っても現金積立よりはかなりいい)

 

がんばっていきましょう。

 

関連記事です。

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