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たわらノーロード先進国株式の評価|実質コストや過去の利回りなど

2017年から投資をしている30代の経済的自由太郎(@KRHBm9tMvIlF6He)です。

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先進国株式にまるごと投資できる金融商品に「たわらノーロード先進国株式」があります。

非常に素晴らしい投資信託なので、実質コストや過去の利回りなどをまとめてみました。

目次で知りたいところだけにも飛べますので、詳しく知りたい方、かいつまんで知りたい方にもおすすめの記事です。

ぜひご覧ください。

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たわらノーロード先進国株式の評価|実質コストや過去の利回りなどのアイキャッチ画像

 

 

1.たわらノーロード先進国株式の評価<信託報酬・実質コスト>

まずは「たわらノーロード先進国株式」のコストからみていきます。

1-1.たわらノーロード先進国株式の信託報酬

たわらノーロード先進国株式の信託報酬は、0.10989%です(税込、2020年1月24日現在)。

2019年9月30日までは、0.22%(税込)でしたが、ライバルとのコスト競争激化で2019年10月1日より今の信託報酬に変更しました。

一般投資家にとって、非常に喜ばしい事です。

今後もライバルの動向によっては、引き下げられる可能性があるので、ライバル含めきちんと情報を手に入れる必要があるでしょう。

1-2.たわらノーロード先進国株式の実質コスト

たわらノーロード先進国株式の実質コスト推移

たわらノーロード先進国株式の実質コスト推移

年ごとの隠れコストと実質コストをグラフ化したのが上図です。

2020年は今までの実績と最新の信託報酬を考慮した参考値です。

おそらくこの地点に落ち着くでしょう。

2019年に隠れコストが少々上がりましたが、概ね0.04%未満となり、実質コストは信託報酬と大きくは変わりません。

非常に素晴らしいです。

例えば、eMAXIS Slim新興国株式では信託報酬が0.2079%で実質コスト0.38112%となっており、信託報酬が低くても、実質コストが高いというのが平気で起こってしまうのが投資信託です。

運用報告書で隠れコストがわかりますので、自分が持っている投資信託とライバル投資信託を比較して、よりコストが低い方を選択できるように心がけましょう。

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2.たわらノーロード先進国株式の評価<過去の利回りとリスクとチャート>

ここからは「たわらノーロード先進国株式」のパフォーマンスについてみていきます。

2-1.たわらノーロード先進国株式の過去の利回り

たわらノーロード先進国株式の過去の利回り

たわらノーロード先進国株式の過去の利回り

たわらノーロード先進国株式の過去の利回りを、米国と日本の主要な指数であるS&P500・TOPIXと比較した円建ての結果が上図です。

たわらノーロード先進国株式の設定が2015年12月なので、5年以降は連動しているMSCIコクサイインデックスのデータを参考として入れております。

アジア通貨危機、ITバブル崩壊、リーマンショックとリセッションを経験しながらも、30年の先進国株式の年率平均利回りは、8%となっております。

30年の期間で、米国(S&P500)は9%、日本(TOPIX)は-0.3%です。

この30年については、米国への集中投資が、一番資産を増やすことができたのは事実です。

日本に至っては資産が減っているという状態で、日本人が株をやるのをギャンブルだというのは、仕方がないのかなと思います。

各期間においても米国>先進国株式>日本は変わらず、米国集中投資が一番でした。

ちなみに、リーマンショックの年単体だと先進国株式は年-52.6%の大暴落を経験しています。

米国(S&P500)は-49%、日本(TOPIX)は-40.6%でした。

リーマンショックのタイミングでは、同時に円高にもなっていましたからね・・・

100年に1回レベルの異常なリセッションだったとはいえ、長期運用を考えたら、このレベルが来ることを想定した上で、ポートフォリオを組みたいですね。

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2-2.たわらノーロード先進国株式のチャート

たわらノーロード先進国株式のチャート

たわらノーロード先進国株式のチャート

たわらノーロード先進国株式が連動するMSCIコクサイインデックスのチャート

たわらノーロード先進国株式が連動するMSCIコクサイインデックスのチャート

上図がたわらノーロード先進国株式のチャート、下図がMSCIコクサイインデックスのチャートです。

リーマンショックなどの暴落をしながらも、長期的には右肩上がりです。

ただ、直近だと2018年初めから2019年中盤すぎまではボックス相場を続けておりました。

1年半強程度の株価の伸び悩みがあってもおかしくないことと、最大で年-52.6%の大暴落に見舞われることは頭に入れておきましょう。

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2-3.たわらノーロード先進国株式の過去のリスク

たわらノーロード先進国株式の過去のリスク

たわらノーロード先進国株式の過去のリスク

たわらノーロード先進国株式の過去のリスクを、米国と日本の主要な指数であるS&P500・TOPIXと比較した円建ての結果が上図です。

ここでいうリスクとは標準偏差で、期待リターン(先ほどの年率平均利回り)からどれだけばらつきが起きるかを数値化したものです。

大きければ、ばらつきが大きく値動きが大きい、小さければ、ばらつきが小さく値動きが小さいです。

わかることは、長期ではだいたいリスクが18%前後になるということですね。

年率平均利回りが8%ですから、理論上は、年の利回りは-46%〜+62%の間に99.7%の確率で収まるはずです。

まぁ実際最大下げ率が-52.6%ですから、リーマンショックの値も想定はできたというところでしょうか。

たわらノーロード先進国株式1本に投資する場合は、円建てでは約半分になることを想定しておきましょう。

ちなみに米国(S&P500)も日本(TOPIX)も17〜18%程度のリスクとそこまで大きく変わりません。

株式クラスだけに投資すると大体資産が半分になることは想定しておけということでしょう。

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2-4.たわらノーロード先進国株式のシャープレシオ

たわらノーロード先進国株式のシャープレシオ

たわらノーロード先進国株式のシャープレシオ

たわらノーロード先進国株式の過去のシャープレシオを、米国と日本の主要な指数であるS&P500・TOPIXと比較した円建ての結果が上図です。

シャープレシオとは、リスクあたりのリターンを表したもので、簡単にいうと、リスクに対するリターンがどうかを数値化したものです。

要するにシャープレシオが高ければ、ローリスクハイリターン、低ければハイリスクローリターンとなります。

米国(S&P500)には常に0.1〜0.2程度負けているものの、TOPIXには余裕で勝っています。

これからの投資期間中に米国と他の先進国の成長率差が直近の30年と変わらないと信じられ、リターンを最大化したい人は米国を、他の先進国が台頭してくるかもしれないと思う人は先進国株式にベットしておくのがいいでしょう。

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3.たわらノーロード先進国株式の評価<基本情報>

ここからは「たわらノーロード先進国株式」の基本情報についてみていきます。

3-1.たわらノーロード先進国株式の概要

たわらノーロード先進国株式の概要

たわらノーロード先進国株式の概要

概要を表にまとめました。

いくつかコメントを。

・ベンチマーク

MSCIコクサイ・インデックスは日本以外の先進国の株価に連動する投資指標で、日本では非常に有名なインデックスです。

各国の大型/中型株(時価総額の上位約85%)をカバーしており、MSCIシリーズの中でも代表的なインデックスの一つです。

・純資産額

純資産額が多いと人気な金融商品です。

人気がなさすぎると利益が得られないので、いわゆる「打ち切り」となる可能性があります。

一つの基準は10億円で、30億円あればまず安心、100億円あるといい投資信託であると言われています。

500億近くありますから、打ち切りとは無縁で、いい投資信託として認知されている証拠と言えます。

・分配金

分配金は設定から出したことがありません。

分配金や配当が大好きな人は多いですから、残念に思うかもしれません。

ただ、分配金を出されると、20.315%の税金を支払う必要がありますので、資産形成スピードが落ちます。

分配金を出さないたわらノーロード先進国株式は、資産の最大化を早く実施したい人にぴったりの金融商品と言えるでしょう。

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3-2.たわらノーロード先進国株式の国別/セクター比率上位5種

・国別比率

たわらノーロード先進国株式の国別比率

たわらノーロード先進国株式の国別比率

約62%が米国となっております。

6割近くが米国となっていることに対し、それなら米国1本でいいと思うのか4割でも分散しておいた方がいいかは人それぞれでしょう。

経済的自由太郎はリスク許容度が高いので、米国1本でいいと思っています。

しかし、投資期間が長く、そこまでリスクを追わなくても目標金額を達成できるのであれば、先進国株式や全世界株式を購入した方がいいと思っています。

米国はここ30年は効率も利回りがいいけど、これから他の方が利回りがよくなる事は十分あり得る話です。

自分がどう思っているのかきちんと考えてみるといいでしょう。

・セクター比率上位5業種

たわらノーロード先進国株式のセクター比率上位5業種

たわらノーロード先進国株式のセクター比率上位5業種

最大比率である銀行でも7.76%と十分に分散されています。

今後の成長性が期待できる医薬品、ソフトウェア、情報技術サービスが上位に入っているので、今後の利回りも十分期待できるでしょう。

3-3.たわらノーロード先進国株式の組み入れ銘柄トップ10

たわらノーロード先進国株式の組み入れ銘柄トップ10

たわらノーロード先進国株式の組み入れ銘柄トップ10

1位はAPPLEですが、比率は2.81%となっており、銘柄も非常に分散されております。

トップ10中9銘柄がアメリカと現在のアメリカの強さが如実に現れています。

今後、これに食い込んでくる可能性がある国があるのか?想像力の少ない経済的自由太郎には考えられません。

国が衰える危険性という意味でのリスクを抑えたいのであれば、先進国株式クラスへの投資は十分価値のあるものでしょう。

3-4.たわらノーロード先進国株式の為替ヘッジ有無について

ここまで為替ヘッジなしの説明をしてきましたが、実はたわらノーロード先進国株式には「為替ヘッジあり」のものも存在します。

「為替ヘッジあり」を選択すると、為替の影響を受けにくい、つまり円高や円安の影響を受けにくい特性があります。

為替リスクを少なくできる代わりにコストがかかるとよく言われます。

しかし、たわらノーロード先進国株式では、「為替ヘッジあり」の2019年決算結果を見てみると、実質コストが0.266%と「為替ヘッジなし」とほぼ変わらない結果でした。

ただ、2019年10月1日から「為替ヘッジあり」の信託報酬が下がったのに対し、「為替ヘッジあり」は下がっていません。

よって、0.1%程度のコスト差が生まれる予定です。

0.1%で為替リスクを少なくできるなら・・・と思うのなら「為替ヘッジあり」もいいとは思うのですが、経済的自由太郎としては「為替ヘッジなし」をおすすめします。

理由は、単純で今後日本はアメリカに比べ、国力が下がっていく可能性が極めて高いので、円安方向に触れる可能性が高いからです。

少子高齢化対策を行なっていない日本は今後どんどん人口が減り、さらに高齢化による社会保障費増加で、若い人が消費を控えるようになりどんどん貧しくなっていくことが想定されます。

それに対し、アメリカは高齢化のペースがゆっくり、さらに人口は増えていくことが予想されています。

基本的には経済成長と人口増加は相関があるので、アメリカと日本の国力差がどんどん開いていくことでしょう。

すると、日本の円の価値が下がる=円安が進みそうです。

もちろん短期的には円高に進むこともあると思いますが、長期的には円安になるはずなので、為替ヘッジなしの方が有利になるというのが経済的自由太郎の意見です。

 

4.たわらノーロード先進国株式の評価まとめ

たわらノーロード先進国株式の評価|実質コストや過去の利回りなどのまとめアイキャッチ画像

おすすめ度:★★★★★

老後資金を貯めたい20代〜30代にとっては、これ一本で資産運用OKと言えるような非常に素晴らしい金融商品です。

米国1本にするか先進国株式にするかは迷いどころですが、目標金額が比較的低く(2000万程度)、投資期間が30〜40年取れるのであれば、米国1本というリスクは取らずに、先進国株式にするだけでも十分達成できます。

経済的自由太郎の場合は、あと10年で700万→7500万~1億にしたいので、米国1本+レバレッジETFというリスクを負うしか方法がないという中々厳しい状況です。

投資は早く始めれば始めるほどいいので、ぜひ始めましょう。

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