投資のリスク|失敗しにくい株式比率(米国債券の場合)
2017年から投資している30代の経済的自由太郎です。
「リスクを極力抑えて投資がしたい」
「レイ・ダリオのポートフォリオより簡単なものはない?」
そんなあなたのために株式比率と債券比率について解説します。
今回は債券を米国債券とした場合です。
1.投資のリスクについて
2.元本割れしにくい投資方法
さて、元本割れしにくい投資方法についてですが、1つはレイ・ダリオの黄金ポートフォリオ(通称:オールウェザー)です。
これについては別記事にまとめてありますので、ご参照ください。
www.financial-independence001.com
もう一つはもっとシンプルに株式と債券を組み合わせる方法です。
今回は過去のリターンとリスクのデータから元本割れ確率と期待リターンについて、計算してみました。
・株式:S&P500指数(配当込み)の円換算リターンとリスクを使用
・債券:ブルームバーグ・バークレイズ 米国総合指数(米国債券)
・いずれもmyINDEXより30年のリスクとリターンを使用
・投資のリスクとリターンは正規分布と仮定
・株式との相関係数は、「0」として計算
・月5万円積立
ETFでいうとVOOとBNDの比率です。
・株式比率40%の時に元本割れ確率が最小
・投資年数が増えると元本割れ確率が減っていく
・特に数年で劇的に元本割れ確率が減る(指数関数的に減る)
・リターンは、20年時点で株式比率40%だと株式比率100%の76%程度(指数関数的に差が開く。
米国株式と米国債券の組み合わせでは、株式比率と元本割れ比率は谷形状となり、株式比率40%の時が最小となります。
株式比率40%・20年の時点で、元本割れ確率0.6%となります。
これはどれくらいかというとコインを投げて7〜8回連続で表が出る確率くらいです。
ほとんど元本割れはしないですね。
これが「つみたてNISA」の非課税期間と同等です。
金融庁がオススメなのも理解できますね。
投資期間が増えると元本割れが減っていき、株式比率40%・30年の時点で0.1%です。
これはコインを投げて10回連続で表が出る確率くらいです(≒1/1024)。
「25歳から55歳まで」とか「35歳から65歳まで」投資すると元本割れはないと言っても過言ではありません。
期待リターンは、株式比率40%・20年で2,425万、30年で5,433万です。
一応、年金2,000万円問題は十分解決できます。
(「今」の時点で2,000万円足りないですから、我々の世代はもっと必要となりますので、早めに投資を始めた方がいいですね)
一方「株式」よりも「債券」の方がリスク・リターンが低いのは事実なので、株式100%にはリターンで負けます。
ただし、元本割れ確率は上がってしまいます。
計算上は20年で5.4%、30年で2.9%です。
ざっくりの計算となりますが、5.4%は4回連続で表が出る、2.9%は5回連続で表が出る確率です。
ふとした時に起こってもおかしくはない確率ですね。
この元本割れ確率を許容できるのであれば、株式比率を増やしてもいいと思います。
元本割れ確率を把握して、コントロールをすることが重要です。
特に投資期間が短い時や運用金額が大きくなってきた時に見直すようにしましょう。
また、債券比率を多くすればするほど元本割れ確率が低くなるわけではない事に注意しましょう。(為替のせい)
一応投資期間20年までのデータはグラフに載せましたので、自分のポートフォリオを組むときの参考にしてください。
ただし、未来を予測しているわけではありませんので、投資は自己責任でお願いしますね。
自分で納得して、投資をしてください。
3.失敗しにくい株式比率のまとめ
元本割れをとにかく低くしたい方は、VOO:BND=40:60がオススメのポートフォリオです。
がんばっていきましょう。
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