【最新】eMAXIS Slim米国株式と本家VOOのどっちがいいかを積立結果比較
2017年から投資をしている30代の経済的自由太郎(@KRHBm9tMvIlF6He)です。
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米国では、日本でいうTOPIXや日経平均と同じような株価指標として、S&P500指数があります。
日本ではNYダウが有名ですが、米国ではNYダウに負けず劣らずの重要な指標です。
そして、このS&P500指数に連動したETFや投資信託が日本でも最近人気になってきています。
代表的金融商品は、米国ETFである「本家VOO」、投資信託である「eMAXIS Slim米国株式」と「SBI・バンガード・S&P500」です。
「SBI・バンガード・S&P500」は設定されたからまだ日が浅いので、実質コストが計算できません。
よって、今回は「本家VOO」と「eMAXIS Slim米国株式」を比較対象とします。
ちなみに本家VOOだと購入時にドル転の手数料を払います。
また、振り込まれた分配金を再投資する場合は、自分で行わなければなりません。
※2020年よりSBI・楽天・マネックスで、本家VOOの買付手数料が無料になりました。
eMAXIS Slim米国株式だと上記の手間がかからず、円で購入でき、分配金再投資も自動で行われます。
しかし、本家VOOよりも信託報酬などのコストがかかります。
経費率だけを見れば、本家VOOなのですが、分配金に税金がかかるため、そうとも言い切れないかもしれません。
そこで、買付手数料が無料になった事・NISA利用も踏まえて、eMAXIS Slim米国株式と本家VOOのどっちがいいかを最新の情報で比較します。
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- 1.eMAXIS Slim米国株式と本家VOOのどっちがいいかの結論
- 2.月5万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの比較結果
- 3.月10万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの比較結果
- 4.eMAXIS Slim米国株式と本家VOOのどっちがいいかのまとめ
1.eMAXIS Slim米国株式と本家VOOのどっちがいいかの結論
積立期間20年で、資産額を最大にしたい人にとっては、「つみたてNISAを利用して『eMAXIS Slim米国株式』を購入する」のがオススメです。
次点が「一般NISAを利用して『eMAXIS Slim米国株式』を購入する」です。
ただし、一般NISAを利用する場合で、分配金の外国税控除次第では、一般NISAを利用して『eMAXIS Slim米国株式』よりは『本家VOO』を購入する方がいい場合もあります。
具体的には、年収800万程度以上で、つみたてNISAではなく一般NISAを利用したい人は『本家VOO』の方がいい場合があります。
下がシミュレーションの概略結果です。
月5万円or10万円積立・年収440万・積立期間20年です。
積立開始から241ヶ月後に現金化し、税金を払った後の金額です。
これに加えて、楽天カード × 楽天証券だとクレジットポイントが付きます。
楽天カード × 楽天証券 ×つみたてNISAで資産の増加を加速させましょう。
2.月5万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの比較結果
2-1.月5万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの資産額推移
初期投資額0円で、240か月間(20年間)積立投資をし、241か月目に現金化するシミュレーション結果です。
資産額の増加に対し、積立投資期間中150ヶ月(13年目)から少しずつ差が見え始め、出口で大きく差が出ています。
次で詳しく見ていきましょう。
2-2.月5万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの資産差額
結論でも話した通り、現金化する段階ではつみたてNISAを利用したeMAXIS Slim米国株式が圧勝です。
ただし、途中は本家VOOが勝っている部分もあります。
積立を始めてから一般NISAを使える5年目までは本家VOOの積立の方が有利です。
理由は、本家VOOの分配金に日本の配当課税20%がかからなく、eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの差が経費率の差だけになるためです。
これが8年目付近になると逆転します。
20年目の現金化の際に、外国税額控除を利用しない場合、一般NISAを利用したeMAXIS Slim米国株式で約40万円、年収440万の人が外国税額控除を利用したとしても一般NISA利用eMAXIS Slim米国株式が一般NISA利用本家VOOより約20万円多くなります。
つまり、配当にかかる税金がリターンを押し下げています。
これは、結構重要な事だと思います。
シーゲル教授の研究では、高配当株がS&P500を超えるリターンをもたらすと言っていましたが、税金の事は考慮していない結果だったと思います。
日本では配当に20%の税金がかかるので、かなりの割合でリターンを押し下げます。
税金を考慮した高配当とインデックスとの比較は、今後行なっていこうと思います。
関連記事|外国税額控除を利用した場合の配当税率を計算|年収で変わります
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2-3.月5万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの比較計算条件
下記のシミュレーションに使ったデータです。
3.月10万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの比較結果
3-1.月10万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの資産額推移
初期投資0円で月10万円積み立てた場合の結果が上図です。
3-2.月10万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの資産差額
月10万になっても、金額差が増えるだけで月5万円の時とほぼ変わりません。
ただし、積立金額に対するつみたてNISA分の割合が少なくなっているため、差額が2倍になることはないです。
3-3.月10万円積立の場合_eMAXIS Slim米国株式と本家VOOの比較計算条件
下記の表が月10万円積み立てた場合のシミュレーション条件のデータになります。
4.eMAXIS Slim米国株式と本家VOOのどっちがいいかのまとめ
資産額に着目する場合は、つみたてNISA×eMAXIS Slim米国株式にしておけば、間違いありません。
20年後に200万円程度少なくてもいいから、米国ETFが好きだったり、ドルで資産を持っておきたい人、損だしをしたい人にとっては本家VOOはありくらいでしょう。
積立期間が少ない人は一般NISA×本家VOOのほうがいい場合もあると思いますが、基本的には長期で投資するものですから、老後資金を貯めたい人にとっては、つみたてNISA×eMAXIS Slim米国株式でいいと思います。
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