リセッションとは？意味や対策についてわかりやすく説明

2017年から投資している30代の経済的自由太郎です。

リセッションという言葉についてご存知ですか？

投資はもちろん日常生活でもリセッションは嫌なことです。

そこでリセッションについてお話ししたいと思います。

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1.リセッションと景気循環
- 1-1.リセッションとは
- 1-2.景気循環とは
2.リセッションに備える事はできるのか？
3.ロボアドバイザーのススメ

1.リセッションと景気循環

1-1.リセッションとは

リセッションの定義

・景気循環の内、景気が下降している状態

リセッション時には下記のような事が起こります。

・企業業績悪化

・失業率増加

・労働者の賃金が下がる

・税収が減少し、国の財政悪化

より悪い状態になると不況、さらに深刻な状態を恐慌と言います。

リセッションの定義は各国によって異なります。

アメリカや欧米では国内総生産（GDP）が2四半期連続でマイナスとなった場合をリセッションと定義しています。

日本では内閣府が毎月公表している景気動向指数のディフュージョン・インデックス（DI）の値が、景気拡張局面では50％を上回り、景気後退局面（リセッション）では50％を下回る傾向があります。

1-2.景気循環とは

先ほど景気循環という言葉を使いましたが、これについて説明します。

意味は言葉のままで、景気が循環的に変動する事です。

大きくは2局面分割と4局面分割に分けられます。

・2局面分割

景気拡張（拡大）局面の最高点が山で景気後退局面の最低時点が谷であり、谷から谷までが1循環とされています。

・4局面分割

4局面分割では正常な水準から出発して、好況（拡張・拡大）、後退、不況（収縮）、回復の各局面を経て、再び正常な水準に戻るまでを1循環とします。

上とは別の古典的な景気循環論として、4つが知られているが、実用性を欠いているそうです。

面白い考え方だとは思うので、簡単に紹介しておきます。

・キチン循環

約40か月周期。主に企業の在庫変動に起因すると見られています。

・ジュグラー循環

約10年周期の循環。企業の設備投資に起因すると見られています。

米国のITバブル崩壊、リーマンショックは10年に1回起こっていたので、これに近いのかもしれません。

・クズネッツ循環

約20年の周期の循環。住宅や商工業施設の建て替えまでの期間に相当することから、建設需要に起因するサイクルと考えられています。

・コンドラチェフ循環

約50年の周期の循環。その要因として技術革新だと考えられています。

2.リセッションに備える事はできるのか？

結論から言えば、備えることはできます。常日頃からリセッション時の下落に耐えられるほどの株式比率・レバレッジにしておけばいいからです。
ただし、株式100%に比べるともちろん期待リターンが低いですから、機会損失に耐えられる人限定です。
もしくは確実な方法ではないですが、やる価値のありそうなのは逆イールド発生から○か月後に株式比率を下げ、高値から○%下げたら元に戻すというルールを設定し、実行する事でしょうか。
逆イールドの発生は景気拡大期の最終局面に起こり、発生から1～2年程度でリセッションが起こる可能性が高いです。

よって、これを元にポートフォリオを変更するというやり方は理にはかかっているでしょう。

ただし、逆イールド発生からいつのタイミングでリセッション入りするかやリセッションまでにどの程度株価が上昇するかは神のみぞ知るですし、リセッション自体が起こらない可能性さえあるので、そこのところは賭けです。
逆イールドに関しては、こちらの記事で書いていますので、参考にして頂ければと思います。

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