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逆イールドなぜ発生する?過去のリセッションとの関係

2017年から投資している30代の経済的自由太郎です。

逆イールドについてご存知ですか?

逆イールドの発生は経済の循環の中で現在どの位置にいるかを測るのに重要な現象です。

そこで逆イールドについてお話ししたいと思います。

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1.逆イールドとは?

逆イールドの定義

・満期までの期間が長い債券の利回りが、短い債券よりも低くなる現象

アメリカ国債では10年ものと2年もの・3か月ものを比較します。

通常と逆イールドを図示化すると下記のようになります。

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短期金利と長期金利は通常長期金利の方が高く、短期金利の方が低いです。

これについて、昔の定期預金利率を考えるとなんとなくわかると思いますが、一応簡単に債券の金利の決まり方からを説明していきます。

短期金利:国の金融政策によって決まります。

→具体的には国の中央銀行が誘導する政策金利によって決まります。
長期金利:短期金利+期待インフレ率+期待成長率+リスクプレミアムで決まります。
→マーケットの予測を加味して決定されます。低インフレまたはデフレが予想されたり、低成長またはマイナス成長が予想されると低金利になります。
リスクプレミアムとはリスクに応じて投資家が期待する上乗せ分の収益のことです。投資家がリスクを避けようとしている場合、リスクプレミアムが0または負となり、低金利になりやすいです。

期待インフレ率・期待成長率・リスクプレミアムの合計がマイナスにならない限り、短期金利より長期金利の方が利回りが高くなります。

よって、通常では起こりにくいと言えるでしょう。

2.逆イールドの発生メカニズム

好況が続くと、経済の過熱感(バブル化)を恐れ、中央銀行はが政策金利(短期金利)を引き上げます。

すると、金利の引き上げにより投資家たちは景気拡大の減速を予想し、長期債券を買います。

長期債券を買うということは長期金利が上がらないもしくは下がるということです。
要するに金融政策で短期金利が上がっているのにも関わらず、長期金利が上がらないので、逆転現象が起きるというわけです。

投資家が将来に悲観的になっているときに起こります。

発生メカニズムからわかるのは、この現象が景気拡大期の最終局面で起こりやすいということですね。

金融政策で金利のバランスを保つというのは非常に難しいということです。

 

3.なぜ逆イールドがリセッションの前兆と言われるのか?

景気が循環している限り、時期はともかくリセッションが起こるのは確実です。先ほど説明した通り逆イールドは、景気拡大期の最終局面で発生しやすいです。そのため、次の循環に進むとリセッションですから、前兆と言えるでしょう。

また、過去の経験からも前兆であることを示しています。
実際、過去40年で10年と2年利回り逆転は5回起こっており、毎回リセッションしています。

逆イールドが発生する時期と景気循環の理屈、過去の経験からも逆イールドとリセッションはほぼセットで起こっていることから、ほぼ確実に起こることは間違いないでしょう。

利下げなどの金融政策でできることは延命です。
リセッションまでの流れの仮説を書いておきます。
逆イールドの発生は短期金利の借り入れコストが長期より高くなるという事です。

企業からすると日々の運転資金の調達コストがより高くなり、経営者は投資を抑制あるいは凍結しがちになります。また、一般消費者の借り入れコストも上昇し、米経済の3分の2以上を占める個人消費も減速してしまいます。
つまり経済が縮小して、失業率上昇します。

これがリセッションまでの流れになると推測できます。

 

4.逆イールド発生からリセッションまでの期間

下記が発生した時期とリセッションまでの期間です。

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時期については、こちらの記事を参考にさせていただきました。

12年ぶり発生した景気後退シグナル、逆イールドとは何か。 | YUTAの米国株投資ブログ

短くみえるかもしれませんが、結構期間がありますよね。

経済的自由太郎はビビりすぎました。次回逆イールドが発生したときはこの期間についてしっかり頭に入れておきます。

 

5.逆イールド発生してからできること

高確率でリセッションする事は間違いありませんが、いつ起こるかを予測する事はできません。発生からリセッションまで時間がかかる事を頭に入れておくくらいでしょう。

またリセッションが発生するまでに株価が上昇しますし、リセッション時にどこまで下落するかもわかりません。

よって機会損失を重く考える人が持ち株を売るのは得策ではありません。

私が実際に行ったのは積立金額を下げたのと直近の最高値から10%下げたら、積立金額を元に戻すルール設定です。要するにどちらも起こる可能性があるならどっちにもベットしておく事をしたのです。早すぎたと後悔してますがね。

ちなみに運用金額が大きい人は一部を段階的に売却するのもありだと思います。特に機会損失よりも減る事の方が精神的に参る人です。

 

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株、特に個別株を行おうとするとこのような経済情報を手に入れたり、4半期の決算書を読まなければならないなど、かなり大変です。

特に子育て世代や若者たちは通常、これらの情報収集に時間をかけられる人は非常に少ないと思います。

そして、情報収集を怠っていると、いざ株が下落すると狼狽売りしてしまい、資産を増やすことができない状態に陥りがちです。

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