ウェルスナビのデメリットである手数料は本当に高いのか?
2017年から投資している30代の経済的自由太郎です。
「ウェルスナビの評判はなかなかいいみたいだけど、デメリットで手数料が高いって書いてあるけどどうだろう?」
「ウェルスナビの手数料は本当に高いのだろうか?」
そんなあなたのためにウェルスナビのデメリットである手数料は本当に高いのか?を検討してみました。
ウェルスナビの口座開設を行うかの参考にしてもらえればと思います。
1.ウェルスナビとは?
ウェルスナビは、資産運用の基本である「長期・積立・分散」をサポートする機能を備えたサービスです。
誰もが世界水準の資産運用ができるようにしたロボアドバイザーで、相場の動向に惑わされず、あなたの代わりに全て自動で資産運用を行えるのがメリットの一つです。
具体的には、
(1)入金、出金、積立も全てスマホで可能
(2)自分の状況に合わせて積立頻度を変える事ができ、月1万円から自動積立可能
(3)あなたのリスク許容度で決定した最適な資産配分(ポートフォリオ)に合わせて自動で買付可能
(4)資産運用状況をいつでもスマホでチェック可能
デメリットはよく噂に上がっている、手数料についてです。
ほとんど時間をかけず、自動でポートフォリオの構築・買付・積立などを行ってくれる代わりに現金部分を除く預かり資産の年率換算で1%の手数料が取られます。
一応長期割というものがあって、内容は、半年毎に出金していなければ、年率0.01〜0.02%、合計で最大0.1%、つまり年率0.9%まで手数料が下がるサービスです。
長期投資する前提で考えれば、お得なサービスではありますね。
また、3,000万円を超える部分に関しては手数料が0.5%になります。
この手数料に関して、高いと捉えるか妥当と捉えるかで意見がわかれます。
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2.ウェルスナビの手数料は高いのか?の結論
1%という数字だけを見て、高いと思っている人が多いですが、それは大きな誤解だと思います。
実際にはウェルスナビの手数料が高いかどうかはあなたの状況によると考えます。
つまり資産額・時給・投資する時間がとれるのかによるというのが今回の主張です。
具体例をいうと下記です。
・時給900円程度で働いており、投資額240万未満の人にとっては手数料は高くない。
・時給2,000円程度で働いている人にとっては、上記のラインが530万程度。
・忙しすぎて投資する時間がない人にとっては手数料は高くない。
では、この主張の理由について、下で見ていきましょう。
3.ウェルスナビの手数料と自分管理の手数料比較
比較するのはウェルスナビと自分で購入した場合の手数料(自分管理と呼びます)の比較です。
自分管理の場合は、ドル転手数料と購入手数料と経費率がかかります。
資産額によって、手数料はかわってくるので、2018年1月から12月まで積み立てた場合の計算を行いました。
比較したのは、①初期投資額10万円・月1万円積立、②初期投資額100万円・月5万円積立の場合です。
また、リスクによっても異なるので、リスク1・3・5の場合で比較してみました。
ちなみにリスク1・3・5は下図のような資産配分になっています。
経費率などそれぞれのETFの事を知りたい方は下からどうぞ。
(TIP、GLD、IYRはまだありませんが・・・)
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実際は毎日手数料を計算し、月分合算したものを毎月支払うという形ですが、今回のシミュレーションでは、毎日計算せず、月の資産額に対して手数料を算出する事にしました。
とはいえ、そんなに大きく変わる事はないと思います。
また、自分管理のETFは、実際にはETFの価格に経費率は含まれているので、別途徴収される事はありませんが、比較できるようにあえて算出いたしました。
それでは、見ていきましょう。
3-1.初期投資額10万円・月1万円積立の場合
まずは利用最低額での計算です。ウェルスナビの最低投資額は10万円、最低積立額は1万円です。
資産額推移と手数料の関係は下図です。
2018年は株式市場にとってあまりいい年ではなかったので、リスク1の方が資産額が大きいという現象が起きています。
ある程度の投資期間を設けないとこういう事が起きるということは頭に入れておき、投資を投げ出さないようにしましょう。
年間の手数料合計の比較は下図です。
月平均に直すと下図のようになります。
これくらい金額が少ないとはっきり言って手数料はほとんどかかりません。
自分管理の場合は、投資信託やETFを購入したり、ポートフォリオを考えたり、個別株をやる場合には銘柄分析をしたりする必要があるので、時間がかかります。
自分管理の場合の消費する時間を少なめに見積もって月に1時間だとします。
最低賃金で働いていたとしても1時間で790円稼げますから、ウェルスナビを使いつつ、1時間でも多く働いた方が資産を増やすのに効率的だと言えるでしょう。
よって、利用額10万円程度で積立額1万円程度なら、ウェルスナビの手数料は高くないと言えます。
実際には、ウェルスナビを使いながら、投資の勉強をするのが、後々のためにいいと思いますけどね。
3-2.初期投資額100万円・月5万円積立の場合
次に初期投資額100万円・月5万円積立の場合です。
資産額推移と手数料の関係は下図です。
年間の手数料合計の比較は下図です。
月平均に直すと下図のようになります。
これくらいの金額になってくると、手数料はとても高いとは言えないものの少し気になってくるところでしょうか。
月平均で700~750円の間となり、最低時給で1時間働くのに近い金額になります。
この資産規模で手数料が高いか高くないか微妙なラインと言えるでしょう。
この資産規模を超えてくると手数料が高いと感じるようになると思います。
よって、経済的自由太郎としては、投資額200万超えあたりからウェルスナビを卒業し、自分で投資信託やETFを購入する方がいいかなと考えます。
それまではウェルスナビで投資しつつ、どの金融商品を購入すればいいかなどを決めていき、200万まで到達したら、決めた金融商品をドルコスト平均法で購入していくのが、資産を効率的に増やす方法の一つだとおすすめします。
ただし、そもそも時給がとても高い人や時間が全くとれない人に関しては、ウェルスナビでの投資で増やしていく方がいいと思います。
4.ウェルスナビの手数料は高いのか?まとめ
もう一度経済的自由太郎の考えをいうと、高いかどうかは投資する本人によると考えます。
資産額・時給・投資の時間が取れるか否かに依存しますが、一般的な人だとウェルスナビへの投資額が200万円を超えたあたりから、手数料が高いとなりそうです。
200万円未満の間に自分が何に投資をすればいいのかを決定し、淡々と積み上げていくというやり方にシフトできるようにいろいろ調べましょう。
それまではウェルスナビを使えば、機会損失を防げるので、効率よく資産を増やせるでしょう。
投資をすると一般的な時給をはるかに超える収入を得ることができます。
例えば、2019年10月から11月の間に経済的自由太郎は48万資産を増やす事ができました。
関連記事|2019年11月の資産額
投資に使った作業時間は3時間程度なので、時給換算すると16万というすさまじい金額になります。
調子がよすぎた月ではありますが、資産額が増えてくると、時給換算した時の金額がもっと大きい金額になります。
これからの時代、投資を行うのは必須と考えていますが、どれを買えばいいのか答えを出すのにそれなりに時間がかかるはずです。
いろいろな人がいろいろな金融商品をブログでおすすめしていると思いますが、おすすめするにあたって、かなりの時間を費やして勉強してきた結果だと思います。
ですから、あなたもどの金融商品を購入するか決定するのに時間がかかるはずなのです。
その間に投資しないのは機会損失になります。
経済的自由太郎としては、ウェルスナビで投資による日々の資産額増減になれつつ、中期的に資産を増やしている間に購入する金融商品を決定していくのがよいというのをおすすめです。
ちなみにウェルスナビの口座開設は無料ですし、口座開設しなくても、アンケートに答えるだけであなたのリスク許容度と適した資産配分が出ますので、それだけでも利用する価値があります。
下のウェルスナビ公式サイトから試してみてはいかがでしょうか?
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